スクールニュース vol.508
「第14回キッズデザイン賞」受賞作品237点を発表(キッズデザイン協議会)
8月21日、キッズデザイン協議会は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰する「第14回キッズデザイン賞」の受賞作品を発表した。
同協議会は、2007年の創設以来、「すべての子どもは社会の宝であり、私たちの未来そのもの」を基本方針として活動を続けてきた。14回目となる今回も、企業だけでなく、自治体や教育機関・NPOなど多様な団体からの応募が集まり、累計応募数は5,376点、受賞数も3,205 点になる。
今回は、コロナ禍の社会状況を受けた新しい生活様式に対応して、家で過ごす時間に関わる玩具や遊具をはじめ、屋内空間、住宅関連設備などの応募に増加傾向がみられた。また、SDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指し、子どもが大人と主体的に関わり、未来の地球や社会について考えるサービスや取り組みも集まった。
毎年、数を増やしている保育所・保育園・幼稚園・認定こども園など、幼児施設の受賞作品も28作品を数えた。中でも、学校建築として有名な日土小学校のある愛媛県八幡浜市の「だんだん」保内児童センター・保内保育所(一級建築士事務所アンブレ・アーキテクツ)は、子どもの活動が内外へと広がっていくような木造平屋建ての素晴らしい建築である。3つの公立保育所を統合した保育所と、0歳~18歳の子どもと家族が利用できる児童センターを併設した、一体的な子育て支援施設だ。
協議会は、9月30日に、六本木アカデミーヒルズにおいて237点の受賞作品の中から、最優秀賞である「内閣総理大臣賞」を含む優秀作品を発表し、表彰式を行う予定。今年は会場だけでなくオンラインでも併せて開催する。
災害時、地域の避難所となる学校体育館の避難所機能を高めるために備えるべきシステムの提案(オカムラ)
日本では、近い将来懸念される南海トラフ地震や首都直下型地震をはじめ、台風などの大規模風水害を含め、火山災害の発生も危惧されている。災害時に対応するため、地方自治体にはハザードマップ作成と「地域防災計画」の整備が義務付けられており、それによると指定される避難所の多くは、公立学校の小中学校体育館となっている。
避難所のニュースが報道されると、体育館の床に毛布などを敷いた大勢の人々がひしめきあう光景が思い浮かぶ。また避難所は、1人当たりの面積が畳一畳ほどのスペースもない状態だという。
内閣府では災害時、避難所に簡易ベットを推奨しているにも関わらず、ダンボールベットも常備していない。また、最大の課題はトイレ環境である。避難所ではトイレが20人に一つ以上必要で、男女別に使用ができることが基本だが、学校体育館は緊急避難所と言いながらも充足されているとは言い難い。 常設トイレが使用不能となるケースもあり、支援の仮設トイレも設置されるが、仮設トイレは劣悪な環境になりがちだと指摘されている。
そのため、総合家具メーカーのオカムラは、学校体育館の災害時避難所機能の課題やリスクを総合的に改善するシステム「避難所としての学校体育館」~災害に備える避難所対策製品~をリーフレットで提案している。リーフレットでは、学校体育館の設置者(教育委員会、私立学校法人など)、設計事務所、学校公共施設リフォーム業者向けに多様なトイレブース改善、防護格子「ウィローディフェンス」の設置、段ボールベット・間仕切りユニットなどを解説している。
【お問い合わせ】
株式会社オカムラ お客様相談室
フリーダイヤル:0120-81-9060
新型コロナ感染症の PCR検査用ブースを販売開始(文化シヤッター)
新型コロナウイルス感染症が全国的に増加中である。コロナウイルス拡大 には、社会の様々な分野に影響を及ぼしている。クラスターの発生源も、接待を伴う飲食店、会食、学校教育施設等と併せ、家族、職場におけるクラスター感染も見られると指摘されている。新型コロナ感染者の特定には、 PCRなどの検査体制の戦略的強化が急務であろう。そのため、一定の医療施設の空間があれば、設置可能なウォークスルータ イプのPCR検査ブースを、文化シヤッターがこのほど販売開始した。同ブースは、被検査者に直接接触することがないので、医療従事者の安全 が守られる。
〈特徴〉
検査員が検査ブースに入ることで、被検査者に直接接触することなく検査 が行える。 検査ブース内には1名が入ることのできるスペースを確保しており、内部は凹凸が少ない仕様になっているため 消毒が容易にできる。 オプションでクリーン送風機の設置が可能だ。
【お問い合わせ】
文化シヤッター株式会社 新事業開発室
TEL:03-5844-7175
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