スクールニュース vol.529
国土交通省ほか 第4回インフラメンテナンス大賞
11月27日発表。国土交通省・総務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・防衛省が、国内の社会資本のメンテナンスについて、優れた取組や技術開発の表彰を通してメンテナンス産業の活性化とインフラメンテナンスの理念普及を目指す取組。今年は288件の応募から35件が受賞。文教施設分野では、『「南山大学「レーモンド・リノベーション・プロジェクト」によるキャンパスの改修」(学校法人南山学園 南山大学)が文部科学大臣賞を受賞。創建当時から守られてきた建築群の美しさを活かした改修とその周知という社会文化活動にも取り組んだ。また、株式会社フィールディックスの芝生・埴歳の排水システムは、校庭やスポーツ施設等の芝生管理で透水不良を起こさない排水システム。優秀賞に選定された。表彰式は令和3年1月8日を予定。
千葉市 全市立学校に加湿器
11月30日発表。新型コロナウイルス等感染症拡大防止策の一環として、全市立学校に加湿器を配備する。十分な換気をしながら冬季の教室等の湿度を適正に保つためで、市立の小学校・中学校・特別支援学校・高等学校の合計170校に4,299台を配備する。受験を控える最終学年と養護学校・高等特別支援学校・特別支援学級から始めて、全学年の普通教室と特別教室に配備する。
瑞浪市・株式会社日建設計・株式会社日建設計総合研究所 瑞浪北中学校がZEBを達成
11月30日発表。2019年4月に開校した瑞浪市立瑞浪北中学校の施設が、同年9月~2020年8月までの1年間で、エネルギー消費量が創エネルギーを下回るエネルギー消費量正味ゼロのnet Zero Energy Building(ZEB)を達成した。同校は文部科学省のスーパーエコスクール実証事業に認証されており、新築された認証校初の達成であるとともに、国内の幼稚園を除いた学校施設でも初めてのZEB達成という。
実測期間中には新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言期間が含まれ、この間のエネルギー使用量は減っているものの、夏季休暇にあたる7月21日~8月27日は授業を実施。建築・設備・運用における省エネルギー手法の効果によって、4月~8月の実測値の合計では昨年を上回る電力を使用しながらも、一般的な中学校のエネルギー消費量(364MJ/㎡年)との比較で101%の省エネルギー達成が明らかになったと説明する。同校施設は弊誌でも2019年8月号(401号)にて紹介している。
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