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Posted on 2021年1月22金 in スクールニュース

スクールニュース vol.537

 

玉川大学にConsilience Hall 2020が完成

1月18日、玉川大学(東京都町田市:小原芳明学長)は「Consilience Hall 2020」のメディア向け内覧会を行った。知の融合を意味するConsilienceと名付けられた新校舎の完成により、前年に完成した「STREAM Hall 2019」を融合拠点とする玉川大学のESTEAMエリアがキャンパス内に完成した。

Consilience Hall 2020 外観。道路に面した1階の各室はガラス折戸を開いて屋外も活動スペースにできる

Consilience Hall 2020 外観。道路に面した1階の各室はガラス折戸を開いて屋外も活動スペースにできる

ESTEAMとは、玉川大学がSociety5.0を見据えて取り組む独自の教育の形。科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)を統合的に教える「STEM教育」に芸術(Art)とELF(English as a Lingua Franca:共通語としての英語)を融合させた学びで、ベースとなる学園の教育理念「全人教育」に基づく「デザインシンキング(課題解決型学修)」の展開が期待される。
最新の施設であるConsilience Hall 2020は地上5階建てで、この4月からは主として農学部・工学部・芸術学部が共有する。外観はConsilienceから想起した「紡ぐ」をキーワードに、庇・ルーバー・構造材・設備配管などを配置してデザインされた。

可動壁によって最大4分割が可能な5階教育用実験室。写真手前上部に電気・ガス・給水・空調・照明が一体化されたシーリングフリーユニットがみえる

可動壁によって最大4分割が可能な5階教育用実験室。写真手前上部に電気・ガス・給水・空調・照明が一体化されたシーリングフリーユニットがみえる

屋上からの自然光を建物内に採り込む光ダクト。一定の明るさを確保すると周囲は消灯される

屋上からの自然光を建物内に採り込む光ダクト。一定の明るさを確保すると周囲は消灯される

工房が並ぶ1階のGlass Blowing Workshop。溶鉱炉やグローリーホールが設置され本格的なガラス制作を行う

工房が並ぶ1階のGlass Blowing Workshop。溶鉱炉やグローリーホールが設置され本格的なガラス制作を行う

内部は、1階を「造る」、2階は「学ぶ」、3階に「集まる」、そして4階・5階は「試みる」機能を持つフロア構成で、異なる学部の学生が隣りあって学修することにより刺激となる、新しい発想の創出につながることが期待されている。
また、SDGsの視点も踏まえ、自然環境やジェンダー、健康などに配慮した施設設備に取り組み、なかでも省エネルギー性については、一般的な理工系大学の校舎と比較したときに20%程度の一次エネルギー使用量削減を見込んでいる。

 

麗澤大学 2021年度の授業は対面授業8割を目指す

1月15日発表。学生のより充実したキャンパスライフを実現するため、2021年度第1学期は原則対面授業とし、その実施率を8割以上とするための準備を進めているという。
オンラインを予定しているのは、設定した座席数(215名)を超える履修者がいる必修科目、履修者数78名以上の選択科目、そして、対面授業より学習効果を見込めることや感染リスクが著しく高まる授業など。また、実施にあたっては、教室内でのソーシャルディスタンスの確保や定期的な換気、マスク着用の義務付け、消毒液設置などの感染防止対策を徹底的に整える。
麗澤大学では、新型コロナウイルス感染症への感染防止策を踏まえて昨年9月より一部の授業で対面授業を再開しているが、その実施率は現在2割弱にだという。

 

 

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