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Posted on 2021年2月26金 in スクールニュース

スクールニュース vol.543

 

岡山県総社市 総社市立総社小学校の新校舎が完成

岡山県にある総社市立総社小学校の新校舎が完成した。
総社市は、かつての吉備国の中心地域として知られる歴史あるまち。総社小学校の改築事業は、昭和40年代から50年代初めにかけて、順次建設された旧校舎の建て替えである。工期の短縮、コスト削減、そして子ども達の負担を減らすため、仮設校舎は建設せずに敷地内で建て替えを行った。
新しく完成した校舎は、外装に日照や雨風の調整機能をもたせた木製ルーバーを施し、意匠的にも既存樹木との連続性を図っている。歴史あるまちの雰囲気と調和した素晴らしい外観を作り出した。また、内部は、中央に4層吹き抜けの大空間を設けたロの字型のつくり。トップライトから光を取り込み明るい生活環境を実現した。吹き抜けに面する手すりは、高めのガラス製の手すりとすることで、安全性と明るさを確保している。
1階から3階の南側には主に普通教室、4階には特別教室、通級指導教室などが配置されている。4階南側の通級指導教室には、エレベーターを使うことで他校の子どもが直接通うことができるよう工夫されている。また、外装の木製ルーバーはもちろんのこと、内装にも昇降口天井や、床、腰壁等に対し積極的な木質化が図られ、校内は木のぬくもり溢れる空間となっている。
全体の配置計画として、新校舎は、敷地中央に配置されている。その北側は運動場、既存プール、屋内運動場がありにぎわいを生むエリアとなっている。一方の新校舎南側には、総社小学校のシンボルでもあるクスノキなど既存樹木をできるだけ残して、緑豊かな空間を作り上げた。学級園も設けるなど大変心地よい場所である。他にも、職員室は運動場、正門、屋内運動場出入口を見渡すことのできる建物北西に配置し、児童や来校舎の様子を把握できるようにするなど、安全面への配慮も行っている。
設計・監理は、岡山市の倉森建築設計事務所が担当した。詳細は、月刊スクールアメニティ4月号に掲載予定。

 

キッズデザイン協議会 第15回「キッズデザイン賞」の応募を3月1日(月)から開始

2007年から始まったキッズデザイン賞は、子どもたちの安全や創造性の育成、子どもを産み育てる環境づくりに貢献する優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰するもの。
今年は、一年にわたる新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響によって、子どもや子育て層にも大きな変化が起こることとなった。同協議会は、今回、第15回の応募にあたって、現在の状況下で子どもが本来備えている感受性、想像力、対応力が生み出す「生き抜く力」に焦点を当て、それをサポートし、強化するデザインを顕彰するため「BEYOND COVID-19特別賞」を新設すると発表した。
応募受付は、3月1日(月)から5月14日(金)まで。応募は、キッズデザイン賞webサイトからすることができる。

 

 

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