スクールニュース vol.552
取材記「岩国ひがし学園」を訪ねて
先月、山口県岩国市と広島市の学校を取材しました。
岩国市の学校は、岩国市初の施設一体型の小中一貫教育校、愛称「岩国ひがし学園」(岩国市立東小学校/岩国市立東中学校)です。
教育および学校では、社会環境の急激な変化に伴い、学力の低下、不登校、いじめなど諸問題が課題となってきており、また、地域連携、人材育成なども求められています。
岩国市では、これからの子ども達には、学校・家庭・地域が協働した「地域ぐるみの教育」をしていく必要があるとして、小学校と中学校が連携して教育活動を展開する「小中連携教育」を推進しており、それらをさらに深化・充実させた小中学校の9年間を見通じて一貫教育を行うための、「小中一貫教育」を2020年4月から導入してスタートをしています。
「岩国ひがし学園」は、道路を挟み隣接して設けられていた同市立東小学校と東中学校の校舎の老朽化に伴い、東中学校側に「小中一体型校舎」を建設、新校舎が昨年7月に完成しました。
同学園は、一体化した東小学校と東中学校に隣接する「小瀬小学校」「装港小学校」も含めた(連携)小中一貫教育校です。その他の施設も、今年度に旧中学校側のグラウンドに天然芝のグラウンドを設け、旧東小学校側には屋根付きプール棟とグラウンドを整備することになっています。また、この両施設をつなぐアーチ状の連絡橋も設けられ、今後は一般にも開放するそうです。このアーチ状(鉄骨造)の連絡橋は、岩国市を流れる錦川に架かる国の名勝にも指定される5連木造アーチの「錦帯橋」(木造)をモチーフにしたものだといいます。(※両写真参考)
「岩国ひがし学園」は、岩国市の小中教育校のモデル校として、昨年からキャリア教育、地域連携教育などを実践して着々と成果を上げているということです。
詳しくは、本誌、月刊「スクールアメニティ」で掲載します。ご期待下さい。
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