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Posted on 2022年2月22火 in スクールニュース

スクールニュース vol.620

 

季節は変わる、まちも変わる(つくし野ビオトーププロジェクト2022年2月)
2月12日のつくし野ビオトーププロジェクトは、地域の里山を歩いて春を探す「春を探して~里山ハイキング」。春の気配が現れはじめるころとされる立春にぴったりのプログラムと思うが、実際に見つけるのは少し難しい。そのため春探しの手がかりとして、子ども達には体験学習の資料を参考にスタッフが作成したイラストビンゴが配布される。里山を巡りながら、ここに描かれている様々な内容を見つけることが、自然の春への変化と知り、感じることになるわけだ。

色紙に印刷されたイラストビンゴを手に、さぁ、スタート。今年は何を見つけることができるのか

色紙に印刷されたイラストビンゴを手に、さぁ、スタート。今年は何を見つけることができるのか

コースは事前にスタッフによる下見が行われ、毎年微妙に変化するものの全体を見れば大きくは変わらない。町田市立つくし野小学校東門横をスタートして、東急田園都市線「つくし野」駅を横断、横浜市緑区に入り長津田宿市民の森(旧森村学園所有の雑木林)から横浜市立長津田小学校の北側を抜ける。JR「長津田」駅を見下ろす高台でいったん休憩した後、大石神社・王子神社とそれぞれの鎮守の森を感じながら国道246号を横断、再び里山に向かって歩き出す。
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時折、大人・子ども問わず「この道知ってる」「こんなところにつながってるのか」という声が聞かれる。地域を知る体験になっていると同時に、身近な場所にもまだまだ発見があることに気付いてほしい。
一行はそのまま天王社(牛頭天皇宮)の裏手を抜けてこのコースで最も里山らしい地域を抜けていく。そして数年前にできた大規模な物流拠点を回りこむと、国道246号つくし野交差点近くに出る。ここまでくればゴールは目前、町田市に戻り、プロジェクト専用畑がゴールだ。

ゴール後には専用畑で収穫時を迎えた野菜を収穫するが、その後ろではソラマメの発芽が始まっている

ゴール後には専用畑で収穫時を迎えた野菜を収穫するが、その後ろではソラマメの発芽が始まっている

歩きながら、コース沿いの樹木の生態、残された活動の痕跡から推察する動物、今昔のランドマークなど、里山にかかわる様々なことが小池常雄プロジェクトリーダーや高見元久顧問から説明される。ただ、コースの大半を占める横浜市側は大規模な開発がされていない里山が残る地域である。そこで、説明してくれた「春への変化」との異なる違いは、実際に現場を前にすると、何とも言いようのない複雑な思いでいっぱいになってしまう。

かつては畑に続く雑木林だったところが竹林化。まもなく樹木には光が当たらなくなって枯れてしまうことになるが、これも春への変化とはやや異なる変化

かつては畑に続く雑木林だったところが竹林化。まもなく樹木には光が当たらなくなって枯れてしまうことになるが、これも春への変化とはやや異なる変化

ちなみに今年、子ども達はマツボックリを見つられずに悪戦苦闘していた。そういう筆者は数年来、ミノムシを見つけることができない。

杉並区 地域スポーツの場の拡充に学校体育施設を活用(令和4年度予算案より)
学校施設のさらなる有効活用と中学校の部活動支援の両立を目指して、区立小中一貫教育校高円寺学園をモデル校に取り組む(2,926万円)。1月31日に田中良区長が発表。
高円寺学園のグラウンド(人工芝)や大・小のアリーナ、会議室などの利用時間枠を拡充したうえで、区立体育施設と同様にWebから予約できるシステムを導入する。モデル事業としてスポーツ事業者などに委託し、事業者は時間管理のほか地域スポーツ振興に向けた事業なども実施する。あわせて、事業者の擁するスポーツ専門人材で高円寺学園の全運動部の活動を支援。教員の負担軽減と部活動内容の充実を図る。
田中区長は「学校は子どもの教育活動に集中してもらい、それ以外の部分を一般的な行政の役割に位置付けることで、地域における最大の公共施設である学校を活用するための新たな境地が開けていくのではないか」。同時に「今の中学生世代は学校単独で運動部のチーム編成が困難な場合もあり、より広域的な枠組みを考えたい」と背景を話す。モデル事業の取組を通して、杉並区は教育活動時間外の学校施設管理権限の一部を教育委員会から区長部局のスポーツ振興所管へ移すことも視野にしているという。

 

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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