スクールニュース vol.625
真庭市・松山市 学校給食センター完成
真庭市の落合地区7小中学校の単独調理場を統合した「真庭中央食育センター」が完成する。施設規模はS造2階建て延床面積1,414.7㎡で、調理能力は1日最大1,300食。調理作業の一部を見学できる研修室や災害発生時に使用できる移動式の調理備品なども備え、同市では食育や学校給食による地産地消推進の拠点になることを目指す。4月の調理開始を前に開所式を3月22日に行うと10日、発表した。
また、松山市も4月から調理を開始する(仮称)新垣生学校給食共同調理場が完成したと7日に発表した。市内6小学校・4中学校の約6,400食を調理する施設は延床面積約3,400㎡で、総工費は設備費を含めて約21億円。12日に見学会が行われた。
収穫にワクワクしながら、ワクワクする収穫をつくる(つくし野ビオトーププロジェクト2022年3月)
3月に入り、明るい時間は日を追うごとに長くなる。七十二候では桃の花が咲くころとされているけれど、それまでが寒かったプロジェクト専用畑は梅の花が満開だ。天気予報では東京は4月上旬並みの気温、なんて言葉も聞かれた週末。12日土曜日の午後、つくし野ビオトーププロジェクトは今年度最後となる定例活動「ジャガイモを植えよう!」を実施。小学生とその保護者を中心に41名(+スタッフなど8名)が集まった。
初冬に植えたタマネギ。仲冬に植えたソラマメ。冬を越した作物が育つ専用畑にジャガイモが加わる。小池常雄プロジェクトリーダーからは、(植えてから収穫までが)早い・(病気に)強い・(食べると)旨い、の三拍子そろった野菜だけれども、芽や緑のイモは毒があるので注意! などとお話がある。
そして、ジャガイモはこれまで植えてきた作物と植え方が少し異なると説明が続く。サツマイモやソラマメと比べてウネは低く。植付前の耕耘時に混ぜていた肥料は、一部をウネの間に流し込む(溝施肥と呼ぶ)。ジャガイモは種イモよりも上に実るので、芽が出てから土をかぶせてウネを高くしていく、などだが、心は既に畑の中の子ども達。これらは実際に手を動かしながら体感だ。キャベツや茎ブロッコリーなどを保護者も一緒になって収穫し、ジャガイモにとりかかる。
ところで、この日はいつもとちょっと違う光景になった。力仕事のできるお父さんが少なかったか、ウネづくりと並行した溝施肥をある子がスタッフと始めると、見ていた子も加わる。種イモを植える作業は、穴の中に半割したジャガイモを入れる→力を加えて固定する→土をかぶせる、と、言葉で書けばシンプルだけれども、上手くやる子とそうでない子がいて、後ろが渋滞気味になりがち。どうすれば効率よくできるか考えた子が、土をかぶせる役目を買って出て少しでも早く作業を進めようとする。ただその一方で全部やりたいと主張する子もいて、と、プロジェクトを達成するためにどうするか、1人ひとりがいろいろ考えているのだ。
これまでの傾向からいうと、植付をした子の収穫プロジェクトへの参加率はなぜか低い。残念なことと思っていたけれど、例えば、収穫はだれでもワクワクする、この日もそうだった。その楽しみを後に続く子達にも感じてもらうために来ていると見ることは? いたずら好きな天使の気まぐれではないだろう。
プロジェクトによるとこの日が不定期の特別活動を含めた2021年度24回目のプロジェクトとなり、月平均2回行われてきたことになる。「感染症対策」という名の人災に振り回されながら続けてきたスタッフの皆さんに頭が下がる。
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