スクールニュース vol.634
静岡市 蒲原小中一貫校計画について
静岡市は、清水区蒲原地区にある蒲原西小学校と蒲原東小学校の2つの小学校と、蒲原中学校を一体とした施設一体型小中一貫校の計画について公表、市民にも意見募集を行っている。
施設は、現在の蒲原小中一貫校の敷地内に小中一貫校の校舎を建設、仮設校舎は極力使用せず、既存校舎を利用しながら新校舎整備を行う予定だ。また、利便性の高い校舎の近くに、スクールバスのロータリーを確保する計画となっている。
事業スケジュールは、2021年度から2023年度にかけて基本計画の策定、基本設計、実施設計を行い、その後解体工事をスタートする。2024、2025年度にかけて新校舎建設し、2026年4月の開校を目指している。
新校舎整備にあたって、ワークショップによって生まれた意見を反映した整備コンセプトは5つ。
〇児童・生徒が自ら学ぶ意欲を引き出す学校
小中交流スペースや、地域交流スペースなどの設置
〇児童・生徒、教職員、地域住民との交流を推進する学校
特別支援学級、小中交流・地域交流スペース、図書館など
〇安全・安心ですべての人にやさしい学校
エレベーター、多機能トイレの設置など
〇環境や風土に配慮した学校
地域交流スペースやテラスの設置など
〇長く使い続けられる柔軟性のある学校
多目的教室、多目的スペース、地域交流スペースの確保など
施設規模は、延床面積約7,700㎡(ピロティを含む)、鉄筋コンクリート造、地上3階建。普通教室を南向きに配置し、子ども達の良好な学習環境を確保する。また、まちづくり・地域活動など、地域の拠点としても活用し、新校舎が多様な交流の場所となるような計画としている。小学校、中学校それぞれに昇降口を設けることで、教室へのアクセスなど、校内の動線にも配慮。また、ワークショップからの意見を反映した内容として、2階、3階には富士山を望めるテラスを設ける、3階の図書館でも富士山を見ながら読書を楽しむことができる素晴らしい学びの環境となる予定だ。設計は静岡市の七丈設計が担当。
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