スクールニュース vol.663
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社と「うんこドリル」シリーズの学習教材などで注目される文響社がコラボ。「うんこドリル“トイレマナー”」を作成、配布先の学校で好評
今でこそ死語となっているが、その昔、トイレのことを“御不浄(ゴフジョウ)”という、主に女性が用いたトイレを指す言葉がある。日本でトイレを指す名称は、御不浄以外にも“雪隠(セッチン)”“厠(カワヤ)”“閑所(カンジョ)”等々、多種多様な言葉がある。しかし、御不浄とは、不浄の場、つまり、不潔・汚い・汚らわしいということであり、不潔な場であると日常的に表現していたことになる。
こうした表現を一つとっても、子ども達に好影響を与えてきたとは思えない。学校のトイレが行きたくない場であったり、ともすればいじめの場になっていたりすることも現実としてある。だが、近年はこうしたマイナスイメージを改善する動きが各所で見られ、施設設備の分野でも国による学校設置者への補助制度が設けられるようになり、トイレ環境が大幅に改善されてきている。「うんこ」という言葉も、文響社の「うんこドリルシリーズ」のヒットにより、子ども達に親しまれる言葉になり、学校のトイレやうんこが忌み嫌う場や汚い表現の場でなく、日常生活の一部として受け入れられるようになった。
そんなトイレ、うんこに関するトイレマナーの啓発冊子を、「NewアラウーノV」などの便器等を販売するパナソニック ハウジングソリューションズと文響社がコラボレーションして、「うんこドリル“トイレマナー”」(非売品)を作成し配布した。


冊子は、うんこ先生がうんこいぬ、うんこねこ、うんこぶた(子ども達)にトイレマナーをイラストで教え、トイレマナーに関する問題、解説で正しいトイレ行動を啓発する冊子となっている。今回は冊子の他、コラボグッズとしてオリジナルトイレットペーパーも制作し、パナソニック ハウジングソリューションズから学校へ無償配布した。発行元の文響社は、子ども達の啓発のために配布する場合のみ、有料で1,000部から印刷を受けている。

※最後にうんこ先生の言葉
日本のトイレは世界一きれいだと言われておる。
それは一人ひとりが次に使う人のことを考えて使っているからじゃ。
同じように、何をする時もみんなのことを考えて行動することで、世界はよくなる!
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