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Posted on 2022年9月30金 in スクールニュース

公立学校の空調設備の設置状況を文部科学省が公表 /つくし野ビオトーププロジェクト

スクールニュース vol.671

 9月28日、文部科学省は2022(令和4)年9月1日時点における公立学校施設の空調(冷房)設備の設置状況を公表した。調査結果は、学校を幼稚園(幼保連携型認定こども園を含む)・小中学校(義務教育学校・中等教育学校前期課程を含む)・高等学校(同後期課程を含む)・特別支援学校に分けたうえで、設置場所を普通教室(幼稚園:保育室)・特別教室(幼稚園:保育室以外の諸室)・体育館等(柔剣道場など)に分類、整理されている。以下、全国の結果をみていく。

 普通教室は幼稚園97.6%(2.7%)、小中学校95.7%(2.9%)、高等学校94.1%(7.1.%)、特別支援学校95.7%(0.8%)で、高等学校での整備が進み、他校種の整備率と並んできた。前回調査比で見ると伸びているのは体育館棟で、幼稚園84.8%(9.1%)、小中学校11.9%(6.6%)、高等学校8.1%(4.8%)、特別支援学校28.9%(7.0%)は、特別教室(幼稚園83.0%(4.9%)、小中学校61.4%(5.9%)、高等学校53.0%(6.2%)、特別支援学校87.7%(3.3%))よりも上昇率が高い。また、体育館等については災害発生時などの調達協定によって、緊急時に外部の設備を設置できることとしている室もあり、これらの室を加えると整備率は小中学校の場合、22.0%まで上昇する。
 (※)詳細は今後の『月刊スクールアメニティ』にて紹介予定。( )内は令和2年度調査との比較で、いずれも上昇値。

実りの秋、始まる (つくし野ビオトーププロジェクト2022年9月)
 学校や幼稚園の夏期休暇が明けた。つくし野ビオトーププロジェクトも後半がスタート。第6回定例活動が行われた9月17日、専用畑を訪れた。
 2022年9月のプロジェクトは「畑のお世話~野菜の苗を植えよう!」。例年であれば10月、もしくは11月の活動が、前倒しされた。こう書くだけでは「早すぎないか」と感じられるかもしれないが、「何事もやってみる」だ(もちろん無計画ではない(プロジェクト談))。

苗床を手に「何の苗か!」、子ども達に聞いて回る小池リーダー(中央)。経験している子どももいるが、苗を見て正解をいえるって結構すごい

 植えるのはハクサイとキャベツの苗で、9月中旬はハクサイの秋まき、キャベツの夏まきの時期にあたる。過去を振り返れば結球しなかったために「もっと早く植えていれば…」という年もあった。このあたり、今回の結果と並べてみることにより、活動の更なる充実につなげることも考えられる。
 集まった子どもは12名(大人はスタッフ除いて12名)。キャベツやハクサイはみんな食べたことがあり、よく知っている野菜だけれど、そもそもどんな野菜?(いつから食べられているの? 日本産? そうでなければいつ、どこから来たの?)この日あわせて収穫するカボチャ(バターナッツ)、トウガンとあわせて、小池常雄プロジェクトリーダーが説明する。

マルチに開けた穴にただ苗を入れればいいわけじゃなくて、しっかり根付くように植えなければならない。きょうだいで一緒にやったり、保護者が手伝ったりして、確実に植える

 その後行われた植え付けは、小池リーダーが手本を示しながら、時には保護者も手伝って子ども達は植えていく。同時にバターナッツやシシトウの収穫を始めると、専用畑の各所で参加者が動く。キャベツ・ハクサイとも40~50くらいの苗は、合わせて3つのウネに植えられた。今は少し間隔が広く見えるけど、根付いて葉が大きく成長し、結球を始めたら今度は所狭しとなる。そんな成長を期待したい。
「今日の活動は短いか」と思いきや、間をおかずに始まった追加ミッションがサツマイモの収穫(お試し編)だ。ちょっと細いかなと思うものもあったが、このまま近くのスーパーに並べても全然おかしくない大きさのイモがゴロゴロ。参加人数が少なく、子ども達のペースで掘っていったので、いわゆる芋づる状に連なったものも見ることができた。今度は久しぶりに花も見たい。

1本のツルがつながったまま、2つ一緒に出てきたサツマイモ。立派な大きさである


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過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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