夜間中学、全国初の専用校舎へ期待 月刊スクールアメニティ編集部
スクールニュース vol.709
夜間中学は、様々な事情で義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方、不登校などにより十分な教育を受けられなかった方、外国籍の方、などが再び学ぶ場として、重要な役割を果たしているのをご存じだろうか。
夜間中学は、1955年代頃のピーク時には全国80校を超えたが、時代の移り変わりとともに減少し、現在は12都府県に36校が設置されており、その他、学校として認可されていないボランティアなどで運営される自主夜間中学校がある。
文部科学省も、認可夜間中学を全ての都道府県、指定都市に1校以上設置することを促しているが、2023年4月開校の夜間中学を含めても、未開設地域のあるのが現状だ。
全国で不登校の児童生徒数は小中学校を合わせて18万人以上になる。2020年の国勢調査では、小学校・中学校にも在学したことが無く、小学校・中学校を中途退学した人が9万5千人以上(内、外国人9,024人)おり、これらの数字からも夜間中学の必要性はあると考えている。
「月刊スクールアメニティ」では、全国で初めて夜間中学の新校舎を計画している「川口市立芝西中学校陽春分校」(埼玉県川口市:2019年4月開校、2024年4月使用開始予定)に注目している。
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