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Posted on 2022年11月25金 in スクールニュース

昭和こども園の概要/港区立学校で舗装型太陽光発電の実証実験/国立市立小学校の電力が再生可能エネルギー100%

スクールニュース vol.683

社会福祉法人東京児童協会 昭和こども園の概要を発表
 11月24日発表。東京都中央区が2023(令和5)年4月、東京駅前の東京ミッドタウン八重洲に開設する公私連携保育所型認定こども園「中央区立昭和こども園」の概要について、公募により運営事業者に選定された同法人が概要を発表した。
 東京児童協会は都内で22の認可保育園・認定こども園を運営していて、昭和こども園が23園目。東京駅前の新たな玄関口となる東京ミッドタウン八重洲で開設することから、「人と人、過去と未来につながる」をコンセプトに、施設面・学びの面で充実した環境を提供する。
 認可保育園に幼稚園の機能が追加された同園は、東京ミッドタウン八重洲の低層棟、八重洲セントラルスクエア2・3階のおよそ900㎡を使用。培ってきた保育のノウハウをもとにプロデュースしたデジタルコンテンツを施設内の随所に投影し、子どもたちの関心がさまざまな世界に向かう環境をつくっていくという。
 初年度の定員は65名(次年度以降拡大の予定あり)で対称は1歳~5歳児。なお、高層棟の八重洲セントラルスクエア1~4階に整備された中央区立城東小学校については、来週発売の『月刊スクールアメニティ』12月号で紹介する。

昭和こども園のデジタルコンテンツのイメージ(社会福祉法人東京児童協会提供)

東亜道路工業株式会社 港区立学校で舗装型太陽光発電を実証実験
 11月17日発表。同社と港区教育委員会、丸善雄松堂株式会社の間で11月14日に連携協定が結ばれた。
 実証実験では、東亜道路工業の販売する舗装型太陽光発電パネル(Wattway:ワットウェイ)を港区立学校2校に設置する。発電した電力は蓄電池に蓄電されて校地内の照明施設などに利用されるとともに、独立運転の電源として被災時にスマートフォンの充電など非常用電源としても使用できる。発電量や有効性の検証とともに、丸善雄松堂による港区独自の環境学習プログラムで子ども達への学ぶ機会も創出する。
 ワットウェイは路面に直接設置して歩行や通行が可能なフランスで開発された太陽光発電システム。既存の敷地に大規模な土木工事をしないで設置できることから目に見える再生可能エネルギー発電システムとして注目されていて、発電量と有効性が確認できれば、港区では区立学校への本格導入の検討も行うとしている。
 今回設置されるのは蓄電池を併用したシステムのWattway Pack(ワットウェイ・パック)。また、同社はワットウェイの日本の気象条件や(自動車の)交通条件への適応についても、現在検証を実施しているという。

ワットウェイの設置イメージ(東亜道路工業株式会社提供)

国立市 市立小学校の電力を再生可能エネルギー100%に
 11月17日発表。昨年の市立中学校3校に続いて、この11月から市立小学校8校の使用電力を再生可能エネルギー100%に切り替えた。2020(令和2)年11月の市役所本庁舎から始まった再生可能エネルギー利用を広く呼びかける取組の一環で、年間220万4,307kWh(2021年度実績値)の消費電力が再生可能エネルギー100%となる。温室効果ガスの削減量は約985.3t-CO2となり、スギ約7万本の吸収量に相当するという。

過去のスクールニュース → http://www.schoolnews.jp/category/schoolnews/
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